2012.04.14 (Sat)
火山人間 ( L'Homme Volcan )
以前、フランスのロックバンドで Dionysos(ディオニソス)という人たちを取り上げましたが、ボーカルの Mathias Malzieu(マティアス・マルジュー)は小説も書いていて、彼の作品「火山人間」が iPhoneのアプリで楽しめると、こちらのアプリを制作したパリの電子書籍制作会社の方から連絡をいただきましたので、当ブログで紹介したいと思います。



「火山人間」は iTunesストアで購入できるのですが、見るには iPhone、iPad、iPod touch などが必要なようです。
私はiPhoneとか持ってなくて残念ながら見ることができないのですが、このアプリの制作会社Actialuna(アクティアルナ)の石井さんのお話では、「独特のフランスのテイストがかかったストーリーで、日本の読み物には中々ない味」「”いい話”というのではなく、ある種の物悲しさがある」とのことでした。BGMはDionysosの監修となっています。
Actialunaさんのサイトです(フランス語):http://www.actialuna.com/en
こちらはActialunaさんが投稿されている「火山人間(仏語原題:L'Homme Volcan)」のメイキングの映像です。
少しダークな世界観を感じさせますが、動きのあるイラストが素敵で、活字と音と映像が同時に楽しめるのは電子書籍ならではと思います。
上の映像では、著者の Mathias Malzieu(マティアス・マルジュー)も「火山人間」についてクールに語っている様子でしたが、ここで「火山人間」からちょっと脱線して、いかにも Mathiasらしい、彼のコンサート会場での勇姿の映像をお届けしたいと思います。全部見ると疲れますが(笑)(この映像は演奏の後半部分で、前半はこちら:dionysos giant jack live@paleo part1)
最後に、これも「火山人間」とは直接関係がないのですが、Dionysosの2006年の曲「Neige」の映像をお届けします。このMVは人形が登場するアニメ風の作りになっていて、「火山人間」の世界観に少しは近いものがあるのかもしれません。(もう一つ、こちらのMVも同じようにアニメでちょっと悲しい映像になっています:Tais-toi Mon Coeur - Dionysos feat. Olivia Ruiz)
[Dionysos][マシアス・マルジュ]
2012.04.05 (Thu)
本日のYouTube The Wailin Jennys Cherry Blossom Love
今の季節にいい曲はないかと思い浮かべてみて、カナダの女性3人組 The Wailin Jennys の「Cherry Blossom Love」をお届けすることにしました。昨年発売されたアルバム「Bright Morning Stars」の収録曲です。これについては以前記事にしています。
今月聴いて良かったアルバム 2011/04 Bright Morning Stars ~ The Wailin' Jennys
![]() | Bright Morning Stars (2011/02/08) The Wailin' Jennys Amazonで詳細を見る |
このアルバムは、彼女たちが所属しているレーベルのサイトで全曲フルで試聴することができます。下のリンクからどうぞ。曲は自動的に再生がはじまると思います。
試聴はこちら:TRUE NORTH RECORDS Bright Morning Stars ~ The Wailin' Jennys
「Cherry Blossom Love」の歌詞の世界をのぞいてみると、けっこう悲しい内容の曲でした。訳は自分で訳しているので、いつものことですが少々間違えているかもしれません。
彼女たちは日本ではほとんど知られていないし、本国カナダにおいても、小規模なライブを中心としたシンプルな活動をしているのだと思います。映像も今までに、ちゃんとしたPVなどは作ってないのかもしれません。今回、載せる動画は質の高いものではありませんが、それなりに彼女たちの魅力は伝わるのではないかと思います。
She waited under wildwood, under maple and pine
Wondering when her cherry blossom love would arrive
彼女は大自然の林の下で待った かえでと松の木の下で
彼女の桜の花の恋は、いつ到着するのだろうと思いながら
He once was a young man in love with a girl like me
They’d sit alone together under a cherry blossom tree
彼は、かつては私のような少女と恋に落ちた若い男性だった
彼らはふたりきりで桜の木の下で座っているでしょう
Time would turn their sunny day like magic into dusk
A single moment suddenly a year passed by in love
時は、彼らの晴れやかな日をみるみるうちに黄昏に変えるでしょう
ひとつの瞬間は突然に 一年は愛のうちに過ぎ去った
But then he was gone
He was gone
She searched for him then sat beneath their tree and sang this song
しかしその後、彼は去った
彼は去った
彼女は彼を捜した そして、二人が過ごした木の下に座り、この歌を歌った
I’ll wait for your return my love under our cherry blossom tree
And if you cannot meet me there I’ll try another tree
あなたが愛に戻ってくれるのを待つでしょう 私たちが過ごした桜の木の下で
もし、そこで会うことができないのなら、他の木を試してみるわ
I’ll sit beneath a hemlock
I’ll sit below a pine
I’ll sit under the peach tree where you told me you were mine
つがの木の下に座るでしょう
松の木の下に座るでしょう
私のことを”僕のものだ”と言った、桃の木の下に座るでしょう
I’ll wait for you through winter when all the leaves have died
I’ll wait for you to come to me with snow tears in my eyes
すべての葉が散った冬の間も待つでしょう
あなたが戻ってくるのを、雪の涙をためて待つでしょう
All is gone from me today and till the end of time
Her hair grew gray and blossoms layered her body like a vine
The blossoms planted seeds and cherries fell across her chest
They covered the ground around and muffled her request
The Cherry lady laden with the saddest fruit to bear
The sweetest juice left bitter proof of love’s uncertain care
すべてが私からなくなった 今日 そして未来えいごうに
彼女の髪は白髪になり、そして”つた”がからむように、花々が彼女の体に重なり層をなした
その花々は種をまき散らし、さくらんぼが彼女の胸を横切り落ちた
さくらんぼは大地のいたるところに散らばり、彼女の願いを包み込んだ
桜の貴婦人は、とてもとても悲しい果実を実らせた
その実の、とてもとても甘いジュースは、愛の不確かな憂いの、苦い後味(証拠)を残した
Cause he was gone
He was gone
She searched for him then sat beneath their tree and sang this song
I’ll wait for your return my love under our cherry blossom tree
and if you cannot meet me there I’ll never ever be free
なぜなら彼は去ったから
彼は去った
彼女は彼を捜した そして、二人が過ごした木の下に座り、この歌を歌った
あなたが愛に戻ってくれるのを待つでしょう 私たちが過ごした桜の木の下で
もし、そこで会うことができないのなら、私は永遠に自由になれないでしょう
ここまで書き終わって気がついたのですが、同じアルバムから「Storm Comin」という曲の、けっこういい映像がありました。こちらをメインで書けばよかったかな(笑)
[TheWailinJennys]
タグ : TheWailinJennys カナダ Pop Country Roots
2012.03.19 (Mon)
本日のYouTube David Bowie. Ray Davies. Waterloo Sunset
「Waterloo Sunset」は、The Kinks(キンクス)が1967年に発表した曲ですが、今回取り上げるのは自分の好みでデヴィッド・ボウイがカバーしたものにしました。2003年のアルバム「Reality」の日本盤にボーナストラックとして入っているものです。YouTubeのタイトルからすると、この曲の生みの親であるキンクスのレイ・デイヴィスがコーラスで歌っている気がしますが、CDを持っていないので、本当にそうかは私にはよくわかりません。ネットで調べていたら、二人がライブで「Waterloo Sunset」を歌っている映像はありました(こちら)。
この曲は、ロンドンのウォータールー駅周辺が舞台になっていて、歌詞に登場する川はテムズ川です。ちょっと寂しいものを感じさせる歌詞ですが、作者のレイ・デイヴィスが、このあたりの病院に入院していた時に、窓からテムズ川の夕日を見ていて曲の原形ができたという話を聞いたことがあります。歌詞中に登場するテリーとジュリーは、俳優のテレンス・スタンプと、ジュリー・クリスティのことのようで、この曲が作られた当時、二人は恋仲であるというウワサがあったようです。
歌詞は、他の方の訳を参考にしながらも、いちおう自分で訳しましたが、日本語のきれいな詩にするのはちょっと難しかったです。ウォータールーの夕焼けの美しさを歌った曲ですが、自分流の解釈をすると、この曲の主人公は孤独でちょっとしんどい状況におかれているけど、そんな中でも美しいものに出会って心うたれることで、生きることへの感触を取りもどすという曲なのかなぁと思いました。「友だちは必要ない」という一節は、本当に友だちがいらないということではなく、孤独をまぎらわすために群れて生きるよりは、人と違っていても自分の生き方をするといった、強い意志のあらわれのようにも思えました。
Dirty old river, must you keep rolling
Flowing into the night
People so busy, makes me feel dizzy
Taxi light shines so bright
But I don't need no friends
As long as I gaze on Waterloo sunset
I am in paradise
古びて汚れた川よ、夜へ注がれながら、うねり続けねばならぬのか
人々は慌ただしくて、見ていてめまいを感じる
タクシーのライトはとても明るく、きらきら輝いている
でも私には友だちは必要ない
ウォータールーの夕焼けに見入るだけで
私は天国にいる
Every day I look at the world from my window
But chilly, chilly is the evening time
Waterloo sunset's fine
毎日、自分の窓から世界を見る
でも、うすら寒く、寒いのは夕暮れ時
ウォータールーの夕焼けは素敵
Terry meets Julie, Waterloo Station
Every Friday night
But I am so lazy, don't want to wander
I stay at home at night
But I don't feel afraid
As long as I gaze on Waterloo sunset
I am in paradise
テリーは金曜の夜ごとに、ウォータールーの駅でジュリーに会う
でも私は無精者で、出歩くことを望まない
夜は家で過ごしている
でも私は怖がってはいない
ウォータールーの夕焼けに見入るだけで
私は天国にいる
Every day I look at the world from my window
But chilly, chilly is the evening time
Waterloo sunset's fine
毎日、自分の窓から世界を見る
でも、うすら寒く、寒いのは夕暮れ時
ウォータールーの夕焼けは素敵
Millions of people swarming like flies around Waterloo underground
But Terry and Julie cross over the river
Where they feel safe and sound
And they don't need no friends
As long as they gaze on Waterloo sunset
They are in paradise
ハエのようにウォータールーの地下鉄のまわりを群がる多くの人
でもテリーとジュリーは河を横切って渡る
そこは彼らにとって安心できる場所
でも彼らには友だちは必要ない
ウォータールーの夕焼けに見入るだけで
彼らは天国にいる
Waterloo sunset's fine
ウォータールーの夕焼けは素敵さ
[DavidBowie][RayDavies]
タグ : Pop Rock UK DavidBowie RayDavies
2012.02.26 (Sun)
Lana Del Rey(ラナ・デル・レイ)〜Born To Die
最近聴いてよかったアルバムということで1枚。けっこう注目されている人のようです。Lana Del Rey(ラナ・デル・レイ)はNY出身のシンガーソングライター。2008年ぐらいから活動していたみたいですが、昨年発表のシングル「Video Games」が話題となり、今年、メジャーレーベルではデビューアルバムとなる「Born to Die」を発表しました。
![]() | Born to Die (2012/01/31) Lana Del Rey Amazonで詳細を見る |
本人はナンシー・シナトラを意識しているようで、影響を受けたアーティストとしては、プレスリーであったり、ニルヴァーナなんかもあげているそう。曲はノスタルジックな雰囲気がありながら、最近のポップやヒップホップ等の要素も入っていて、レトロなものを現代の音のスパイスで仕立て直したようなものになっています。レトロというと、エイミー・ワインハウスやアデルといったUKのシンガーの路線を意識したものを感じますが、実際、アメリカより先にUKの方で火がつき話題になったようです。
アルバムから2曲お届けします。アルバムタイトル曲である「Born to Die」と、昨年YouTubeで話題になった「Video Games」です。
今回歌詞を訳している余裕がなかったのですが、ネットで調べたら2曲とも日本語訳が紹介されてました。検索したらすぐ見つかりました。
彼女は3月に来日する予定だったのですが、残念ながら中止になってしまったみたいです。
[LanaDelRey]
タグ : Pop US LanaDelRey



